2010.04.03 Saturday
我が家流:外壁の雨垂れ防止策 ゲーテハウス ユニプラル 000
「白い家に白いフェンス、そしてお庭には白いブランコ〜♪」
一昔前はこれが”夢のマイホーム”の代名詞だった気がします。。
我が家もそんな白い家に憧れ、汚れ覚悟でまさに”真っ白”な家を建てたワケですが・・。
「汚れない or 汚れにくい & 高圧洗浄で落ちる」・・と言う文句を信じてゲーテのユニプラルを採用したのです。
・・が、正直汚れるし高圧洗浄では落ちない汚れもあります。テクスチャーによっては汚れにくかったり、洗浄すればあっさりと綺麗に落ちる場合もあるようですので、検討されている方は施工会社にアドバイスしてもらうといいと思います。
しかし・・我が家のリアルフレンチテクスチャー(コテムラを出来るだけ付けない)は全くダメです。。特に深刻な問題なのが、白い壁の天敵「雨垂れ」。
まるで家が泣いているように茶色い雨垂れが出来てしまい、私も半ベソ状態。。
・・で、我が家を建ててくれたWith Oneと旦那の共同開発(?)により、”雨垂れ防止金具”なるモノを制作&取り付けをしてもらいました。
↓ コレ ↓
この部品(何て言うのかしら?)を取り付けるのが普通ですが、市販されているモノはもっと大っきい&出っ張っていて、ものすごくかっこ悪い。
で、かっこ悪いのしか無いなら自分でデザインして作ってもらおうっ!・・と。。以前ご紹介した前板?(窓板?窓台?)と同じようなデザインで、小さくて壁から8~9mmしか出っ張らない物を作ってもらいました。
仕上げにコーキングで水の通り道を造りました(写真見てわかるかしら?金具の端っこにくっついている白い物)。要は水が壁に直接触れないようにすればいいんです。このちょっと原始的な部分が一番重要ですっ!このコーキング部分があるのと無いのとでは大違い。”角っこ”から水が落ちないようにキュ〜ッっとコーキングするんです。
なんか・・微妙な説明でごめんなさいね。。
外観デザインを損ねる・・と言った理由で、最初はこういう金具(何て言うの??)は取り付けずにいたのですが、やはり雨垂れが酷くて・・(以前はユニプラルでこの部分を成形してあった)。
離れて見ると、コイツが付いているのはあまり気になりません。
ま、無ければさらに見栄えは良いのですが・・。やっぱり汚れるのはね・・。
窓の形や形状によってこの金具のデザインを変えました。
このタイプの窓にはこんな感じの金具 ↓。
壁から離れたところを水が落ちるようにしてあります。
近くで見るとこんなん↓
雨垂れは窓と外壁が接しているちょうど角っこをつたって出来ます。
写真の金具は、この先っぽから水が落ちるようにしてあるので壁に跡が付かないんです。
窓だけに雨垂れが出来るワケではなく、水の通り道があるところに出来る。
なので、こういったベランダや軒の無い屋根の勾配に最新の注意を払います。
ベランダの手すり(?)の角にはこんな原始的な工夫をしてある↓。
基本的にこういった部分は内側(外壁に向かってではなくベランダ内に向かって)に勾配をつけることにより、外側に雨垂れが出来なくなります。
で、やっぱり角っこにはコーキングで水が内側に流れるように工夫してあるんです。
全部の窓を旦那がチェックし、雨垂れが出来そうな部分にはコーキング。
水が壁を伝っているところはすぐに雨垂れができるので、放っておくと高圧洗浄では落ちなくなります。
業者が来てくれるのを待っているのではなく、自分で地道にチェック&施工するのが一番確実なんです!
もちろん家を建てるときに施工会社にやってもらうのがいいのですが、実際雨垂れが出来始めてからじゃないとわからないところもあります。
コーキング1本さえあれば、だいたいの雨垂れは回避できるのです!!(あくまでも我が家の考えですが・・)
もちろんコーキングではどうにもならない部分ってのもあります。たとえばこちら↓。
玄関ポーチの壁。
ここも外壁と同じユニプラル。家を建ててからあっという間に雨垂れができてしまった場所です。
汚れたタイルの溝を通って壁を伝って水が落ち・・・。家は真っ白なのにここだけ真っ黒な筋が・・・。
で、これもWith Oneと旦那がいろいろ検討して、雨垂れ防止金具をデザイン&取り付けをしてもらいました。
角S字?(直角にSを描く形)に作ったステンレスのレールみたいなのを直接壁に取り付け、上からユニプラルを塗ってもらいました。
内側はこんな感じ↓。
タイル面よりもステンレスが出っ張っているので外に水が流れない。
雨が降ったときはこれのおかげで水が全部階段側を落ちる。なので雨垂れ無しなんです。
と、言うことで〜。
結論:
誰が何と言おうと、どんな材料を使っても真っ白は汚れる。そして高圧洗浄でも限界がある。
なので、「どんな材料を使うか。」と言うよりも、「いかに汚れないように工夫するか。」が重要です。
我が家を建てたのは3年前(2006年12月)なので、現在はすんごい良い材料があるかもしれませんが・・。
ほんのちょっとした工夫で雨垂れは大きく軽減されます!!
お金をかけずに今すぐできる方法としては、コーキング1本あればOK。
あくまでも我が家流の対処方法ですが、確実に効果はありました。
これによって、3年に1度の塗り替えが5〜10年に伸びれば御の字なのです。
私の個人的意見ですが、ユニプラルは何と言っても風合いが素晴らしく、雨垂れを除けば、多少汚れても採用する価値があります。
施工時にしっかりと下地処理をしてくれたおかげだと思いますが、今の所目立ったひび割れはありません。この材料は施工する職人さんの腕にかかっているので、絶対に信頼できて上手な左官屋さんにお願いしましょう!!
さて・・。
我が家の雨垂れ対策法はいかがですか?
100%、「絶対に雨垂れが出来ない!」と言うワケではありあませんが、これからゲーテハウスのユニプラル(とくに000)を採用しようと思っている方、そしてすでに採用して雨垂れでお困りの方。上記の対策は我が家で実証済みなので、是非取り入れる価値はあると思います。と言うか絶対にやるべきですっ!
うちは、タイル外壁なので、雨だれがありませんが、そういった悩みのある方が周りにいたら、教えてあげようと思います♪